乳幼児への新型コロナワクチン接種について
- 2022年10月30日
- 小児科
生後6か月から4歳の新型コロナワクチンが開始されます。倉敷市にお住いの方は2022/11/10に接種券が到着する予定です。
2022/10末現在、5歳から11歳の新型コロナワクチンの接種状況は20%程度とあまり進んでおらず、岡山県内の新型コロナウイルス感染者は10代までが全体の1/3を占めています。
感染流行に伴い小児の重症例・死亡例が増加している現状で、乳幼児をこうしたリスクから守るための手段が増えたことは歓迎すべき状況と考えます。
ワクチン接種を検討する上でのポイントを整理してみました。
- 乳幼児の接種スケジュールは、3週間隔で2回接種後、8週間あけて3回目を接種する
- 3回目接種後7日以降の発症予防効果は73.2%との報告がある
- 副反応は接種部位の痛み、疲労、発熱などで軽度から中等度ものが多く、回復がみられる
0歳代の定期接種がひと段落してから接種を受けられることをお勧めします。インフルエンザワクチンと同時接種することもできます。接種をご希望の方は、ぜひ当院までお気軽にご相談ください。