インフルエンザが流行シーズンに入りました
2022/12/28 インフルエンザの流行シーズン入りが発表されました。
年末年始の移動や接触が増える時期を経て、今後急速に感染が拡大するものと予測されます。
発熱外来では、新型コロナウイルスによる症状と区別が付きにくいことから、新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスの同時検査キットを用いて診断を行います。
発熱後48時間以内に抗インフルエンザウイルス薬を服用することで、発熱期間を1日程度短くすることができますが、発熱後まもなくは抗原検査が陽性となりにくいため、正しい診断を受けるためには、発熱して半日ほど経過してから受診されることをお勧めします。
お子さまの療養上の注意点としては以下のようなことが挙げられます。
- 抗インフルエンザウイルス薬の処方がある場合は、服用回数・期間を守りましょう。
- 「発熱でだるそう・機嫌が悪い・食欲がない・寝つけない」、「頭痛・関節痛でつらい」ときは解熱薬を服用しましょう。この際アセトアミノフェン以外の解熱薬(アスピリンやロキソプロフェンなど)は避ける必要があります。
- 食事があまり摂れないときは、OS-1のような糖分と電解質を含んだ経口補水液を摂らせるようにしましょう。水やお茶だけでは低血糖や脱水がおきてしまいます。
- 「お胸やお腹を大きく動かし、呼吸が早い」、「水分摂取が難しく、おしっこの回数が少ない」、「呼びかけても反応が乏しい・眠ってしまう」ときはすぐに救急外来を受診するようにしましょう。
- 異常行動による転落などの事故を防止するため、発熱後少なくとも2日間はしっかりと見守りを行い、「つじつまの合わない会話」や「興奮して動き回る様子」があればすぐに救急外来を受診するようにしましょう。
38℃以上の発熱、のぼせたような表情、鼻みず、せき、ノドの痛み、体がだるい、頭が痛い、腰・背中・手足が痛い、吐き気などの症状がいくつかみられる場合や、周りに同様の症状の方がいらっしゃる場合は、当院までお気軽にご相談ください。発熱外来は親子受診も可能です。