新しい子宮頸がんワクチンのご案内
新しい子宮頚がんワクチン「シルガード9」が公費で接種できるようになりました。
子宮頚がんの原因となるヒトパピローマウイルス(以下、HPV)の90%をカバーする9価のワクチンです。
女性の8割はHPVに感染するとされ、日本では毎年約11,000人が子宮頚がんを発症し、毎年約3,000人が子宮頚がんで亡くなっています。
イギリスの報告では、12-13歳のワクチン接種により子宮頚がんを87%減らせたとされており、ワクチンで防ぐことのできる病気と考えられています。
以前に問題となったワクチン接種後の体調不良に関しては、現在では注射に対する不安が引き起こす「予防接種ストレス関連反応」と理解されています。
「シルガード9」接種のポイントは以下の通りです。
- 小学6年生になったらワクチンを接種 (公費対象は小6~高1の女子※)
- 15歳未満は2回接種でよい (15歳以上は3回接種)
- 注射の不安によりワクチン接種後に体調不良を訴えるケースがある
※1997年4月2日から2007年4月1日生まれの女性は、2022年4月から2025年3月までの期間、無料で接種できます。
ご不明な点や副反応に関するご心配のある方は当院までご相談ください。大切なお子様やご自身のため、ぜひワクチンを接種いただきますようお願いします。