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ワクチン接種

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ワクチン接種|大高こどもクリニック|倉敷市東富井の小児科・アレルギー科

ワクチン接種

ワクチン接種

生まれたばかりの赤ちゃんや小さなお子様は、体を守る免疫の仕組みが十分備わっていないため、かぜをひいただけでもときに重症化してしまうことがあります。
生後2か月からはじまるワクチン接種は、お子様の命を守るためにも、重い後遺症を残さないためにも非常に重要ですので、(接種できない特段の理由がない限りは)すべて接種していただくようお願いします。

下記VPD(※)のサイトにて、ワクチンに関する詳しい情報をお知りいただけます。ぜひ一度覧ください。
※VPDとはVaccine(ワクチン)Preventable(防げる)Diseases(病気)の略です。

ワクチンの種類

B型肝炎ワクチン

対象

生後2か月から開始。初回から4週以上あけて2回目、さらに初回から20週あけて3回目を接種します。
1歳未満は公費(無料)です。

どんな病気?

毎年約2万人が感染します。感染している人からの出産、血液、性行為などで感染しますが、お子様の場合は原因がはっきりしないことも多いとされます。
乳幼児期にかかると感染が続き、慢性肝炎や肝硬変、肝がんの原因となります。

成人で感染すると発熱、だるさ、食欲低下、おなかの右上あたりの痛み、皮膚や眼球が黄色っぽくなるなどがみられることがありますが、はっきりとした症状のないまま治癒することもあります。
一部の人では、感染が続いたり、急激に病状が悪化し亡くなったりする場合があります。

ロタウイルスワクチン

対象

生後2か月から開始。ロタテック(5価値)は、初回を14週6日までに開始、4週以上あけて、生後32週0日までにワクチンを3回飲みます。
生後32週まで公費(無料)です。

どんな病気?

乳幼児期にみられる胃腸炎の主な原因です。発熱、嘔吐、腹痛、下痢などがみられますが、脱水により入院して点滴が必要になることの多い病気です。

ときに脳症がみられ、後遺症を残すことが多いとされています。

ヒブワクチン

対象

生後2か月から開始。3~8週あけて3回接種します。初回からおおむね1年(7か月~13か月以上)あけて4回目を追加接種します。
5歳未満は公費(無料)です。

どんな病気?

乳幼児期の髄膜炎や喉頭蓋炎から体を守ります。髄膜炎は脳の表面を保護している髄膜に炎症がおこる病気です。

喉頭蓋炎はノドのフタに炎症がおきて窒息の危険がある病気です。これらは生命に関わり、後遺症を残すこともある危険な病気です。

肺炎球菌ワクチン

対象

生後2か月から開始。4週あけて3回接種します。3回目から2か月以上あけて、かつ1歳以上(標準的には1歳以上~1歳半未満)で4回目を追加接種します。
5歳未満は公費(無料)です。

どんな病気?

乳幼児期の菌血症・敗血症や髄膜炎から体を守ります。菌血症・敗血症は血液中で細菌が増殖した状態で、さまざまな部位に感染が広がります。

髄膜炎は脳の表面を保護している髄膜に炎症がおこる病気です。これらは生命に関わり、後遺症を残すこともある危険な病気です。
また肺炎や中耳炎の原因となることも多いです。

四種混合ワクチン

対象

生後3か月から開始。3~8週(標準的には20~56日)あけて3回接種します。初回から6か月(標準的には12か月~18か月)以上あけて4回目を追加接種します。
7歳6か月未満は公費(無料)です。

どんな病気?

四種とは、ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオのことです。
ジフテリアは、ノドに強い炎症をもたらし窒息の原因となるほか、毒素により心臓や神経に炎症がおこることもあります。

百日咳は、両親やきょうだいから感染する機会の多いありふれた病気で、連続した強いせき込みが特徴です。
生後6か月以内の乳児で重症化しやすく、無呼吸や肺炎で亡くなることがあります。

破傷風は、土や肥料に存在する菌が傷口から侵入し、毒素により全身の筋肉にけいれんがおこります。
とくにノドや呼吸の筋肉のけいれんで呼吸ができなくなり、亡くなることがあります。

ポリオは、一般に「小児マヒ」として知られる病気で、脊髄に炎症がおこり、筋力低下やマヒを残します。
生ワクチンに由来するポリオも含め感染が残る地域があり、海外へ行かれる際は注意が必要です。

BCGワクチン

対象

1歳までに接種します。ヒブ、肺炎球菌、4種混合の接種がひと段落する生後5か月~8か月に接種することが多いです。
1歳未満は公費(無料)です。

どんな病気?

結核を予防します。結核というと肺の病気と思われるかもしれませんが、乳幼児では、肺だけではなく、血流により結核菌が全身運ばれ、髄膜や骨髄、腸などに感染をおこし、亡くなる場合があります。

麻疹・風疹(MR)ワクチン

対象

1歳になったらなるべく早めに1期を接種します。2期は小学校入学前年に追加接種します。
1期は2歳未満、2期は小学校入学前年のお子様は公費(無料)です。

どんな病気?

麻疹は、発熱、咳や鼻みず、目ヤニではじまり、ブツブツとともに高熱が出ます。肺炎や脳炎をおこし、亡くなったり、後遺症を残したりする場合があります。脳炎は数年から10数年経っておこることもあります。
風疹は、発熱、ブツブツ、リンパ節の腫れがみられる病気で「3日はしか」と呼ばれることがあります。妊娠20週ごろまでに感染すると赤ちゃんに重い障害が出る可能性があります。

水痘(みずぼうそう)ワクチン

対象

1歳になったらなるべく早めに接種します。初回から3か月(標準的には6か月~1年)以上あけて2回接種します。
3歳未満は公費(無料)です。

どんな病気?

冬から春にかけ流行します。全身に水ほうができ、破れてかさぶたとなり治ります。
治った後もウイルスは体内に残り続け、免疫力が低下したときに再び活発化して、脳炎や帯状疱疹、Ramsay-Hunt症候群(顔面神経麻痺、耳の痛み、難聴、めまいなどがみられる病気)などをおこします。

脳炎を発症した場合は、亡くなったり、後遺症を残したりする場合があります。

おたふくかぜワクチン

対象

1歳になったらなるべく早めに接種します。初回から3年以上あけて(標準的には小学校入学前年に)2回目を接種します。自費になります。

どんな病気?

発熱や耳下腺(耳の下にあるだ液をつくる組織)の腫れや痛みがみられます。10人に1人は髄膜炎となりひどい頭痛や嘔吐に悩まされます。難聴や精巣炎、卵巣炎、すい炎などをおこす場合もあります。とくに難聴に対しては有効な治療法がなく、一度失われた聴力を回復させることは困難です。

日本脳炎ワクチン

対象

生後6か月(標準的には3歳)から7歳6か月未満に1期として初回から1~4週あけて2回接種し、その後に6か月以上あけて3回目を追加接種します。9歳から13歳未満に2期としてもう1回追加接種します。
公費(無料)で受けられます。

どんな病気?

蚊が媒介するウイルス感染症で、脳炎をおこし、亡くなったり、後遺症を残したりする場合があります。
日本での発症は稀ですが、東アジア、東南アジア、インドなどで年間6万人以上が感染しています。

二種混合ワクチン

対象

11歳以上13歳未満(標準的には11歳)に1回接種します。11歳以上13歳未満は公費(無料)です。

どんな病気?

上述の四種混合ワクチンの2期として、ジフテリアと破傷風を追加接種します。

子宮頸がんワクチン、HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン

対象

12歳から16歳(小学校6年生から中学3年生に相当)で接種します。当院では中学校1年生からガーダシル(4価)を初回から2か月(8週)あけて2回目、初回から6か月(24週)あけて3回目を接種します。
※シルガード9(9価)をご希望される方はクリニックまでお問い合わせください。

どんな病気?

HPVは性行為により持続感染をおこすことで、子宮頸がんの原因になります。女性の70~80%にHPV感染がみられ、子宮頸がんは年間11,000人が発症し、毎年2,800人が亡くなります。ワクチンを接種された方のうちごく少数に疼痛や麻痺などが報告されましたが、世界保健機関やヨーロッパ医薬品庁は、ワクチンが原因となっている根拠はないとの声明を出しています。ただし、緊張から接種後に血圧が下がり、気持ちが悪くなる方もいらっしゃるので、しばらく休んで帰るとよいでしょう。

インフルエンザワクチン

対象

生後6か月から13歳未満は初回から2~4週あけて2回接種します。13歳以上は原則1回接種します。毎年10月中旬くらいから接種がはじまります。自費になります。

どんな病気?

冬場に季節的な流行をするA型、B型があり、1~3日間ほどの潜伏期間の後に、発熱、頭痛、咳、鼻みず、ノドの痛み、全身倦怠感、関節痛などが現れます。
ときに肺炎、脳症となり、亡くなったり、後遺症を残したりする場合があります。

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